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2-3 和差算・倍数算

【基本問題】
鉛筆とボールペンがあわせて17本あり
鉛筆はボールペンより3本多いです。
鉛筆は何本あるでしょう?

【メイン問題】
鉛筆とボールペンがあわせて24本あります。鉛筆はボールペンの2倍より3本多いです。さて鉛筆は何本あるでしょう?

【生徒向け解説】
この問題に出てくる「~多い」「~倍」のような問題は、わからなくなったら、数の大きさを棒の長さで表す「線分図」を書くにつきます。この考えが、のちに「比」「マルイチ算(小学生向け方程式)」につながりますので、今回の問題なら、頭の中で答えが出せるという人も、線分図を書けるようにはしておくことをお勧めします。

【答え】
基本問題
鉛筆10本(ボールペン7本)
メイン問題
鉛筆17本(ボールペン7本)

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2-2 等差数列

【問題】
2・5・8・11…数が規則正しく並んでいます。
(1)22番目の数は何でしょう?
(2)22番目までの数を全部足すといくつでしょう?
(3)98は何番目でしょう?

【解説】
規則性の定番の問題。定番といっても、(1)(3)をしっかり自分の言葉で説明できるまでには、なかなか時間がかかります(1か月、2か月宿題で残るのは当たりまえ(笑))
結局、数と数の間でいくつ増えていて、最初と最後でいくつ増えている。というのを考えるだけなのですが、植木算同様、もの(数字)の数と、間の数が混ざりやすいこともあり、答えが合いにくい問題となっています。
もちろん、模擬試験などで出た場合は、「書き出す!」という方法でよいのですが、今回は今後のために、計算で(公式ではなく)出せるようにしましょう!

【答え】
【問題】
(1)65
(2)737
(3)33番目

【基本問題】 答え 20


解説準備中

2-1 □の計算


問題
5+(4+□×2)÷3=11 □はいくつでしょう?

【解説】
定番の「四角の計算(逆算)」。
慣れてきたら、頭の中でババッと出してもらえればと思いますが、まずは、しっかり順番を意識すること。
色々な方法がありますが、「もし普通の計算だったら」どの順番で計算するかを考え、順番を+-×÷の計算記号の下にメモして、順番が後のものから、答えから1つずつ戻していく(必要なら計算を四角で囲んで見やすくする)などがあります。
そして、簡単な問題の場合は、答えが出た後、本当にその数が当てはまるかの確認もぜひしましょう!

【答え】
メイン問題
□=7

基本問題
■=5
(最初の逆算は5+の部分)

1-8 倍数の個数(整数)

【問題】
(1)1から100までに3の倍数はいくつあるでしょう?
(2)100から200までに4の倍数はいくつあるでしょう?

【解説】
「3の倍数の個数」と聞いたときに、3で割ればいい、と答える生徒が多いのですが、なんで3で割って出た数が、倍数の個数なのかを理解していないと、(2)は引っかかってしまいます。
大きく「3の倍数は、3・6…のように3個に1個出てくるから、といって規則性を利用する方法」、「3の倍数は、3×1、3×2…のように考えていって、条件に当てはまるのはどこからどこまでかを考える方法」の2つが有名なものとしてあります。
どちらの方法でもよいのですが、自分の言葉で説明できるようにしておいてください。

【答え】

メイン問題
(1)33個
(2)26個

基本問題
11個(引き算で出るのは、間の数)

映像準備中

1-7 多面体・すい体の性質

問題
八角柱、八角すいの「辺の数」「頂点の数」「面の数」をそれぞれ求めよ。

解説
この問題も「八角」だから難しい、というところから、三角柱・三角すい、四角柱・四角すいと「数が小さいもの」で考えてみると、様子がつかみやすいです。
さらに物を数えるとき、「全部でいくつ」ではなく、この部分はいくつ、あそこの部分はいくつ、のように、場所ごとに分けて数えて、まとめておくと、数え損ねることが少なくなり、パターンも見やすくなります。

答え
問題 八角柱-  辺24本・頂点16個・面10面
八角すい- 辺16本・頂点9個・面9面

基本問題 辺8本・頂点8個・面6面

1-6 多角形の性質

問題
次の図形についての問いに答えてください。
(1)正八角形の内角の和は何度でしょう?
(2)正八角形の外角の和は何度でしょう?
(3)正八角形に対角線は何本引けるでしょう?

解説
(1)内角の和と来たら、どんな三角形でも内角の和は180度と使っていきたいところ。
①1つの頂点から他の頂点に向けて、線を引いて三角形に分けていく。②全部の頂点から、中心に線を引いて三角形に分けていく、この2つとも持っておきたい考え方。もちろん八角形を描いてもらってもいいが、難しいという人は、三角形・四角形・五角形・六角形くらいまで描いて、パターンを見つけていくというのもいい解答です。
(2)外角の和は、(1)の内角の和から、1つの内角の大きさを出すのが王道ですが、実は何角形でも、外角の和は変わらなかったりします。そのため、(1)の内角の答えを、(2)で1つの外角を出してから、求める
という裏技的な方法もあったりします。
(3)もちろん公式もありますが、基本的にはまず描いてみましょう。規則がきっと見つかります。
参考までに、公式は、「1つの頂点から何本引けるか」×「頂点がいくつあるか」を考える。でも、その考え方だと、1つの線を2回数えているので、2で割る、という考えで、自分で作ることができます。

答え

問題
(1)内角の和 1080度(1角当たり135度)
(2)外角の和 360度
(3)対角線 20本

基本問題
内角の和 540度(1角当たり108度)
外角の和 360度
対角線 5本

 

 

1-5 台形の面積

問題
上底3cm、下底7cm、高さ4cmの台形の面積を求めてください。

【解説】
台形の面積というと「(上底+下底)×高さ÷2」という公式を覚えている人も多いかと思いますが、せっかくなので、「なんでその公式で出せるのか」というところを考えましょう。
さらにさかのぼると、そもそも「面積」とは何か、というところになるのですが、1辺が1cmの正方形の面積を「1cm2(へいほうセンチメートル)」として、それがいくつあるか、で広さを表すものが面積。そこから長方形の面積が「たて×よこ」で出せる理由はわかります。そこから、平行四辺形の面積を経て、今回の台形・三角形の面積の式も理解できるようになります。

【答え】
メイン問題
20㎝2

基本問題 6㎝2

1-4 分数と小数

問題
「6分の5」「8分の5」「0.8」
この3つを大きい順に並べてください。

解説
分数と小数のように、違った種類のものを比べるのは難しいので、こういう時には、まずどちらかにそろえるところから。
小数は、「大小関係」は解りやすいですが、1.6666…のように「正確に表せないことがある」という弱点があり
分数は、逆にどんな場合でも「正確に表せる」が、比べるときに、「分母か分子をそろえないといけない」という弱点もあります。
それを踏まえ、どっちにそろえるかを考えるところから問題は始まります。

答え
「6分の5」「0.8」「8分の5」
基本問題
0.625、25分の6

試験前の心がけ(保護者向け)

【試験前の過ごし方 2018年1月内部生メルマガより抜粋】

この時期、過去問で合格点が取れずに悩んだり、埼玉・千葉などの自分の結果や友人の結果でペースを崩し、自分を見失いがちですが、そんな時に授業で伝えることがあります。

これまで「学校」・「塾」・「宿題」と、すべて合わせると、大人の仕事時間を超えるくらい、しっかり進めてきた。
そのことだけで、受験生は本当にすごいと思う。ということです。

もちろん難問にはきりがないので、まだまだできない問題がある、といって焦ることもあるかと思います。でも、できない問題があるという以上に、今までの学習でできるようになった問題の多さを見てほしいと思います。そして、行き詰ったら、過去の宿題や模試などを見て、昔はこんな問題を間違えていたのか、と、過去の自分からの成長を見てほしいと思います。

でも試験前だからといって、決して特別なことはしないように、基本的に普段通りで過ごしてくださいとも伝えます。いつも通りの起床・就寝時間に、いつも通りの食事に、いつも通りの学習に。特に理系の個別では、学習のペースを変えないよう、算数の計算問題は試験日の分まで課しています。

そのうえで、もし試験に向けて何かを特別にしたいというときは、大きく2つ。
1つ目は、中学受験当日、受験会場で待っている間に何をするかということ。
2つ目は、そして受験が終わったら、何をするかということ。です。
さらに余裕がある場合は、中学に入った後、朝起きて、学校で授業を受けて、部活をして帰ってくるまでの生活をできるだけ具体的にイメージすると、気持ちの切り替えがしやすいです。

あと1か月、なにより優先するべきはペースを保って、このまま進めることです。
もちろん今まで積み重ねてきたものが結果となって表れるこの時期、特別なことをしたくなるのは当然です。でも、受験生本人がペースを崩しやすい時期だからこそ、保護者の方は(少なくても外から見たときには)普段通りを心掛けてほしいと思います。

1-3 暦算(規則性)(たこまる算数)

問題
2012年の2月1日は水曜日です。さて同じ年の5月12日は何曜日でしょうか?

ポイント解説
規則性に加え、いわゆる「にしむくさむらい(2・4・6・9・11)」の、月ごとの日数、そして、何日目・何日後という最初の日を含むかどうか、という間違えやすいポイントが多い問題です。
ただそこに気を付ければ、「何週間あって、何日余るか」を出す、通常の規則性の問題となります。
また、この問題を見たときに、「7日後」は同じ曜日ということを利用して、書き出していこう!という意気込みもほしいところです。

【答え】
基本問題
土曜日
メイン問題
土曜日
(うるう年なので2月29日があります)