5-5 回転移動(四角形ー円)

問題

AB5cm、AD8cmの長方形の周りを、半径1cmの円が転がりながら1周します。
(1)AD上で円が1回転する間に、円の中心Oは何㎝進むでしょう?
(2)円が長方形を1周する間に、円の中心Oは何㎝進むでしょう?
(3)長方形を1周するまでに、円が通過した部分の面積を求めよ。

基本問題(復習―おうぎ形の周と面積)
半径6cm、中心角が135度のおうぎ形について考えます
(1)この図形の周の長さは何cmでしょう?
(2)この図形の面積は何㎠でしょう?

【解説】
円が図形の周りを回転していく問題です。
円が直線状を動く時には、その中心は直線(床と平行)に動くということ、そして、1点を中心に回転する「角(頂点)」の部分では、円の中心は、「角を中心とする円」として動くこと、を利用していく問題です。
またイメージですが、(1)のように円が1回転する間に、円と床が接しながら移動していくため、ちょうど円の1周分だけ床の上を動く、ということも身につけておくとよいかと思います。
4-5の回転移動とセットにして抑えておきましょう!

【答え】
問題
(1) 6.28cm
(2) 29.14cm
(3) 64.56平方センチメートル
基本問題
(1) 26.13cm(弧は14.13㎝)
(2) 21.195平方センチメートル

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5-4 整数の性質(割れる回数)

問題
1×2×…×10の答えを3で割っていくことにします。
さて、何回割り切れるでしょう?

基本問題
18を素因数分解してください

【解説】
数の性質の問題です。「3で割り切れる」ためには、その数に「×3」が含まれている必要があり、また、割れる回数も「×3」の個数で決まる、ということを使う問題です。今回は1から10までの間に、3そのものは1個しかありませんが、6は「2×3」と、「×3」を含んでいますし、9については「3×3」のように、「×3」を2個含んでいます。
また応用ですが、1から100までのかけ算などになった時には、「×3」を持つ数、つまり3の倍数はいくつあるのか、そのうちに、「×3×3」を持つ数である9の倍数はいくつあるのか、などと考えていくことになります。また機械的に計さんで出す方法も知られていますが、使う場合は、なぜそのやり方で出せるのかを、説明できるようにしておいてほしいと思います。

【答え】
問題
4回(5回目で割り切れなくなる)

基本問題
2×3×3

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5-3 集合とベン図

問題
40人のクラスで、カレーとハンバーグの好き嫌いについてアンケートを取りました。
カレーが好きと答えたのは28人、ハンバーグが好きと答えたのは25人、両方とも嫌いと答えたのが6人でした。さて、両方とも好きと答えたのは何人でしょう?

基本問題
40人のクラスで、たこといかの好き嫌いについてアンケートを取りました。
たこが好きと答えたのは20人、いかが好きと答えたのは12人、両方とも好きと答えたのが5人でした。さて、両方とも嫌いと答えたのは何人でしょう?

【解説】
いわゆる集合算の問題です。集合の問題は、まず「ベン図」か「表」を描くところから始めます(注)
そのうえで今回のように、「たこの好き嫌い」「いかの好き嫌い」のような項目が2つの場合は、全部で4つの仲間に分けられることになること、そして「たこが好き」の中には、「たこが好きで、いかが好き」「たこが好きで、いかが嫌い」という2つが入っていることを意識すると、見通しが立てやすくなります。

(注)基本的に「ベン図」と「表」のどちらを選ぶかは好みで良いが、全体像を得るだけならベン図、細かい計算が必要なら表のほうがわかりやすいです。また項目が3つになった場合は、表では描けないのでご注意を。

【答え】
メイン問題
19人
基本問題
13人

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4-8 旅人算2(速さ)

【生徒向け解説】
現在準備中

【答え】
基本問題 8時12分(12分後)
問題(1) 18分
(1分に100mずつ近づく)
参考問題) 90分
(1分に20mずつ離れていき、それが1周(1800m)になったときに追いつく)

【保護者向け解説】

4-7 余りの数(規則性)

問題
割り算の余りについての問題です。
(1)6で割ると2余り、8で割ると2余る2ケタの数のうち
小さいほうから3番目の数はいくつでしょう?
(2)6で割ると5余り、8で割ると1余る3ケタの数のうち
小さいほうから8番目はいくつでしょう?

基本問題
6で割ると2余る2ケタの数を、小さいほうから3つ答えてください。

【解説】
定番の問題ではありますが、まずはやってみる、に尽きます。
そして、条件が複数あり、すべてに当てはまるものを求めるタイプの問題は、条件1つずつ書き出していくのが基本。(1)であれば「6で割ると2余る数」を書き出していき、そのあと「8で割ると2余る数」を書き出していき、その両方に当てはまる数の規則を見つける、という流れです。
結果的には、(1)は余りが同じなので、最小公倍数に2を足したものになります。参考までに、算数的には「6で割ると2余る数」のうち、もっとも小さい数は8ではなく「2」です。直接、これを問われることはないですが、身につけておくと、より規則が見つけやすくなる場合は多々ありますので、ぜひ。

【答え】
メイン問題
74 (小さいほうから26.50.74)
281(113から24ずつ増えて8番目)

基本問題
14.20、26

映像は、現在準備中