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3-1 おうぎ形の周の長さと面積

問題
半径6cm、中心角が135度のおうぎ形について考えます
(1)この図形の周の長さは何cmでしょう?
(2)この図形の面積は何㎠でしょう?

【解説】
円周の長さ、円の面積についての問題です。
まずは定番の円周率3.14ですが、これは何を意味する数だか、説明はできるでしょうか。
これは直径1cmの円の周りの長さを表す数(正確には直径と円周の比ですがおおまかに)です。
なので、直径4cmの円であれば、直径1cmの円の4倍大きいとなるので、4×3.14で円の周り(円周)の長さを出すことができます。また面積については、半径×半径×3.14で求めることができますが、なぜでしょう。1回でいいので、6年生の学校の教科書にかいてありますので、見てもらえればと思います。

また今回は、円の半径2本を使って、円の一部を切り取ってつくったおうぎ形の問題。円全体を求めることができるのであれば、今あるおうぎ形が円全体のうち、どれくらいなのかを考えれば、良いことになります。円1周を角度を表すと360度。今回の問題のおうぎ形は135度なのだから、360分の135で、割合が表せることになります。

【答え】
メイン問題
((※)半径6cm中心角135度の問題です)
(1)周の長さ26.13cm(そのうち弧は14.13cm)
(2)面積42.39cm2

基本問題
面積 28.26㎝2
円周 18.84㎝

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2-8 割合(パーセント・割)ーたこまる算数ー

問題
(1)閉店近くのスーパーで、300円の品物に20%引きのシールが貼ってありました、さていくらで買えるでしょう?
(2)たこまる商店は500円で仕入れてきた品物に4割の利益をつけて定価をつけましたが、売れないので定価の4割引きで売りました、さて利益または損失はいくらでしょう?

解説
割合を小数や分数で表すときには、「最大を1」としますが、パーセントは「最大を100」、割は「最大を10」とする考え方なので、小数・分数から直す場合は、それぞれ100倍、10倍する必要がありますし、逆の場合は100、10で割る必要があります。
またパーセントの場合は、「100個に分けたうちの何個分」という意味になるので、20パーセントといったら、全体を100個に分けたうちの20個分、これを図などでイメージできるようにしておくと、公式に頼らず考えていくことができます。
また合わせて、原価(仕入れ値)-定価-売値(売価)、利益などの言葉もしっかり身につけておいてください。

解答
【メイン問題】
(1)240円
(2)420円
【基本問題】
答え 60円


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2-7 単位の計算ーたこまる算数ー

問題
次の計算をしてください。
(1) 0.05a+45㎠-30000㎟ (単位は㎠
(2) 4L+0.003㎥-200㎤  (単位は㎤
(3) 8時間÷2+4時間15分×6-1日÷5

解説

単位の問題の場合は、まずその単位について知っていることを書くところから始めます。例えば、gとmgであれば、1g=1000㎎と書いておき、「2gだったらその2倍の2000㎎」、「0.1gだったら、10で割った100mg」のように、最初は、比例の考え方を使って丁寧に出していくことをお勧めします。
また面積のa(アール)については、1アールが学校の教室くらい(10m×10mの100㎡)、ha(ヘクタール)については、1ヘクタールが、野球のフェアグラウンドくらい(100m×100mの10000㎡)とイメージを持っておくことも重要です。

解答
【メイン問題】
(1)49745平方センチメートル
(2)33800立方センチメートル
(3)1日42分

【基本問題】
100平方メートル(身近には学校の教室くらい)
1000立方センチメートル(牛乳パックの1Lの中身は縦横高さ10cmのサイコロの中に入る)

 

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2-6 割合(分数)ーたこまる算数ー

問題
たこまる君のクラスの5分の2は男子で、そのうち3分の1はメガネをかけています。メガネ男子が4人の時、このクラスは何人でしょう?

解説

定番の割合の問題です。割合というと「もとにする量」「比べる量」「割合」という言葉をもとに、関係式を作る人も多いようです。ただ、言葉ではなく、5分の2であれば、棒を描いて5個に分けたうちの2個分のように、目で見てわかるように描いたほうが、より複雑なものを考えやすいと思います。
また複雑な問題の場合は、1つの図に全部描きこむのではなく分けて(もちろん比べられるようにですが)描いたほうが見やすくなります。今回であれば「クラスの中の男子」、「男子の中のメガネ男子」を分けて描くことをお勧めします。

また割合の問題の場合、取り違えで、大きく答えがずれることも多いので、出た答えが「文章題の答え」としてあっていそうかの見直しが、特に有効です。

解答
【メイン問題】
クラス30人
【基本問題】
メガネ男子6人


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2-5 分数のかけ算(応用)

【問題】
「8分の15」をかけても、「16分の5」をかけても整数になる分数のうち、もっとも小さいものを求めてください。

【生徒向け解説】
この問題は、説明できるように解くのは、意外と難しいのではないかと思います。

分数同士の掛け算は、答えが分数になるのが普通。そのうえで、どんな時に整数になるかというと、「(約分で)分母が1になった時」。
ということは、この求める分数の分子は、約分して15を1に、約分して5を1にできる数である必要があります。また最も小さいものといっているので、(分子は小さいほど分数全体が小さくなるので)分子は、条件にあう一番小さい15となります。
今後は、求める分数の分母ですが、こちらは、また最も小さいものといっているので、(分母は大きいほど分数全体が小さくなるので)できるだけ大きいものを入れたいのですが、大きすぎると、掛け算の結果、分母が残ってしまうことになります。

この問題は比較的定番なので、最小公倍数、最大公約数と絡めて、答えの出し方を覚えている人もいますが、なぜそれが答えになるのか、しっかり説明できるようにしましょう。

【答え】
メイン問題
5分の16

基本問題 8

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2-4 消去算

問題
(1)鉛筆3本とシャープペン2本で380円、鉛筆2本とシャープペン1本で220円です。さて、鉛筆は1本いくらでしょう?
(2)鉛筆3本とシャープペン2本で310円、シャープペン1本は、鉛筆1本より30円高いそうです、鉛筆は1本いくらでしょう?

【解説】
似たような問題が2問ならんでいますが、しっかり「こういう場面ではこういう考え方が相性が良い」というのを身につけ、持っているアイテムの使い分けができるかがポイントとなります。
(1)は似た情報が2つありますが、このような時には「2つの情報の差」に注目すると分かりやすい。今回、鉛筆もシャープペンも本数が違っていますが、どっちかがそろっていれば比べやすいのに、と思えれば勝ち。
同じものを2セット、3セットと買うことを考えて、シャープペンの本数をそろえればいい、となります。
対して(2)は、似た情報が2つあるわけではないので、比べるという考え方は使いにくいところ。問題文後半の「30円高い」というのを棒の長さで表す、ということに思い至れば、あとは一直線です。
定番の問題と、定番の解答法を1対1でつなげて記憶している人は多いですが、なぜ、その解答を使うのかまで理解すると、より深く考えることができます。


【答え】
【メイン問題】
鉛筆60円(シャープペン100円)
鉛筆50円(シャープペン80円)
【基本問題】
鉛筆60円(シャープペン100円)


解説準備中